自作 ラジコン 7.0 TAMIYA Thunder Shot QD TOWER PRO SG92R TB6643KQ XBee S1

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ヤフオクで状態が良さそうな20年くらい前に販売された TAMIYA Thunder Shot QD のジャンク車体のみを送料込みで1600円くらいで落札できたので、分解して、ステアリング、ギヤボックス、サスペンション、ホイール、タイヤを使ってラジコンを作ってみました。

 

オイルダンパー無しのサスペンションとオフロード用の中空タイヤで車体の動きはスムーズです。

 

モーターは経年劣化でパワー感がなかったのでマブチの RE-280RA を購入して、古いモーターからピニオンギヤを取り外し、新しい RE-280RA に取り付け、ギヤボックスに取り付けました。

 

ニッケル水素電池が高い位置にあり、重心が高く転倒しやすかったので、フロントのトレッド幅を広くしました。

フロントのトレッド幅を広げるために、サーボのリンケージを長くする必要があるので、太さ1.2mmのピアノ線を購入して、ペンチでZ曲げをして、長くなったリンケージを取り付けました。

元から取り付けてあったリンケージのピアノ線は目測で太さ1.2mmのピアノ線だと思ったのですが、2.0mmくらいあるようです。

1.2mmでもZ曲げするのに苦労したので、2.0mmではもっと力が必要になるのかと思うと1.2mmで良かったのかと思ってもいます。

太さ1.2mmのリンケージと取り付け穴との間に隙間ができて少しガタが出てしまいましたが、今のところちゃんと走って曲がっているので良しとします。

 

TB6643KQ には熱遮断回路があるので、走行を始めるとすぐに熱くなり、ちゃんと動いてくれません。

データシートに放熱板を取り付けると出力電流が増えると書いてあったので、アルミの平板を購入し、鉄ノコで切断し、取り付け穴を開けて、TB6643KQ  に取り付けて走らせると問題なく動いてくれました。

放熱板の重要性を学びました。

 

TB6643KQ には VM と GND 間に積層セラミックコンデンサ電解コンデンサを入れる必要があります。

今回は、積層セラミックコンデンサ 0.1μF 、電解コンデンサ 100μF を入れました。

コンデンサを入れる理由は、前進から後進に切りかえる時などに急激な電圧の変化が起こり、制御系の回路を誤作動させて貫通電流を流してしまい壊れてしまうようです。

TB6643KQ  が走行していない時でも、電源につないだけでも発熱するようになったら壊れています。

コンデンサを入れないで走っていて2個壊してしまいました。

コンデンサを入れてからは1度も壊れていません。

 

TA7291P では、放熱板を取り付けなくても、コンデンサを入れなくても問題なく動いていたので、これも勉強になりました。

 

TB6643KQ の電源を12Vにしたほうが加速やパワー感があって良いのですが、モーターのブラシ部分が焼け焦げて破損してしまうことが2回続いたのであきらめました。

TB6643KQ と RE-280RA と単三ニッケル水素電池の組み合わせでは、9.6V が最大電圧です。

 

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回路図です。

Thunder Shot QD のギヤボックスにはデフがあるので、ダブルギヤボックスのように曲がる時に内側と外側のパワーバランスを考える必要がないので回路的にもプログラミング的にもシンプルになります。

 

アマゾンで購入できるものです。

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ヨドバシや秋月電子通商のほうが安い時もあるので、比較してから購入したほうがよりお得です。

ヨドバシは2000円未満でも送料無料です。

秋月電子通商は送料500円くらいです。

 

部品構成

TAMIYA Thunder Shot QD

PIC16F628A 3個

TB6643KQ (モータードライバIC)

RE-280RA (マブチモーター

サーボ Tower Pro SG92 (Tower Pro SG90R でも可)

XBee S1

XBee用2.54mmピッチ変換基盤 AE-XBee-REG-DIP

タクティールスイッチ 2個

LED 4個

積層セラミックコンデンサ 0.1μF 4個

電解コンデンサ 100μF 2個

抵抗 10kΩ 2個

抵抗 300Ω

抵抗 100Ω

ブレットボード 2個

電池ボックス 単3形4本用

電池ボックス 単3形8本用

線材

ニッケル水素電池 単3形 12本

ピアノ線 直径1.2mm

 

電子部品は秋月電子通商で入手できます。