プロポ 赤外線送受信 1.0

f:id:Ficari:20190926062257j:plain

PICでデジタル化されたアナログジョイスッティックのデータを8ビットのデータとしてPICと赤外線LEDで送信し、赤外線受信モジュールとPICで8ビットのデータに再び変換しました。

 可能な限りシンプルで低価格で入手しやすい部品や材料で作っています。

 

YouTube 動画です。

 

f:id:Ficari:20200119173702j:plain

送信機の回路図です。

 

f:id:Ficari:20200119172442j:plain

受信機の回路図です。

 

今回使用した赤外線受信モジュールの受信周波数は38kHz。

 38kHzは1s間に38000回の速さで赤外線LEDを ON OFF させる必要がある。

 38kHzの1サイクルは26.31578926・・・μs。

今回使用したPICは内部発振4MHzなので扱える時間の最小単位は1μs。

26.31578926・・・の小数点以下を切り捨てて1サイクル26μsとしてPICをプログラミングしたら問題なく動きました。

1サイクル26μsの信号とは、赤外線LEDが13μs間ON+13μs間OFFの信号ということになります。

この赤外線受信モジュールは、赤外線LEDの1サイクル26μsの光の信号を受信していない時は常にHIGHレベル(5V)の信号を出力していて、赤外線LEDの1サイクル26μsの光の信号を連続して600μs間受信した時に同時にLOWレベルの信号を出力している。

f:id:Ficari:20191015142854j:plain

この赤外線受信モジュールの出力信号は1ビット600μs。

この1ビット600μsのHIGHとLOWの信号を使ってPICに8ビットのシリアルデータを送信する。

PICでシリアルデータを受信するためには、8ビットデータの前にスタート ビットLOW、8ビットデータの後にストップ ビットのHIGHが必要です。

PICはこのシリアルデータを受信し変換し、プロポの送信回路で送った8ビットのデジタルデータを受信回路側で再現します。

この赤外線受信モジュールは8ビットデータのHIGHとLOWを反転させてしまうので、受信側のPICで変換時に反転させる必要があります。

f:id:Ficari:20191016122519j:plain

 

 

アマゾンで購入できるものです。

画像をクリックすると商品ページを表示します。

 

 

ヨドバシや秋月電子通商のほうが安い時もあるので、比較してから購入したほうがよりお得です。

ヨドバシは2000円未満でも送料無料です。

秋月電子通商は送料500円くらいです。

 

 部品構成

アナログジョイスティック(PARALLAX 2-AXIS JOYSTICK) 2個

赤外線受信モジュール SPS-440-1

PIC12F675 2個

PIC16F628A 2個

赤外線LED

トランジスタ 2SC1815

 積層セラミックコンデンサー 0.1μF 4個

電解コンデンサー 22μF

抵抗 43Ω

抵抗 100Ω

 LED 8個

ブレッドボード

電池ボックス 単3形2本用(送信) 単3形4本用(受信)

線材

ニッケル水素電池 単3形 2本(送信) 4本(受信)

 

電子部品は秋月電子通商で入手できます。